エンビプロ大幅高で年初来高値、業績絶好調に加えリチウムイオン電池再資源化でも注目
エンビプロ・ホールディングス<5698>が急速に水準を切り上げ新高値に買われた。朝方に7.7%高の2254円まで駆け上がる場面があり、9月30日につけた年初来高値2130円を大幅に上回った。建築廃材や廃車などを回収して鉄スクラップなどに分別加工する事業を展開する金属リサイクル大手。足もとの業績は絶好調で、21年6月期営業利益は前の期比2.7倍の21億3000万円と高変化をみせ過去最高利益を更新した。更に22年6月期も2ケタの利益成長が見込まれている。電気自動車(EV)向けなどで需給が逼迫しているリチウムイオン電池だが、同社は同電池の再資源化への研究開発で業界を先駆していることでもテーマ買いを呼び込んでいる。