本日注目すべき【好決算】銘柄 フィルC、SHIFT、東宝 (12日大引け後 発表分)
12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
フィルC <3267> ★12-8月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過
◆21年11月期第3四半期累計(20年12月-21年8月)の連結経常損益は8億円の黒字(前年同期は1億円の赤字)に浮上して着地。販売額が過去最高水準となる大型物件を2件売却したことが収益を大きく押し上げた。通期計画の6.5億円をすでに23.7%も上回っており、業績上振れが期待される。
タマホーム <1419> ★6-8月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地
◆22年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の27.9億円に急拡大して着地。主力の注文住宅事業である戦略商品の地域・期間限定商品を中心に受注が好調だったうえ、着工平準化施策の進捗により第1四半期の利益水準が大きく良化したことも寄与。戸建分譲事業の引き渡し棟数が増加したことなども大幅増益に貢献した。
SHIFT <3697> ★今期経常は20%増で5期連続最高益更新を見込む
◆21年8月期の連結経常利益は前の期比86.8%増の47.3億円に拡大し、従来予想の34億円を大幅に上回って着地。続く22年8月期も前期比20.4%増の57億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は新規顧客の獲得やエンジニア単価の上昇、稼働率の向上が収益拡大につながった。交付された雇用調整助成金が経常利益を押し上げた。今期も新規顧客の開拓や高単価サービスの拡大などで増収増益を見込む。
東宝 <9602> ★今期経常を19%上方修正
◆22年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の227億円に急拡大して着地。映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」「名探偵コナン 緋色の弾丸」「竜とそばかすの姫」といった大ヒット作が収益を牽引した。映画館収入の回復に加え、テレビアニメ「呪術廻戦」などの商品化権収入が大きく伸びたことも収益拡大に貢献した。
併せて、通期の同利益を従来予想の335億円→400億円に19.4%上方修正。増益率が38.5%増→65.3%増に拡大する見通しとなった。
株探ニュース