本日注目すべき【好決算】銘柄 ADプラズマ、吉野家HD 、コシダカHD (13日大引け後 発表分)
13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ADプラズマ <6668> [東証2] ★今期経常は72%増で4期ぶり最高益へ
◆21年8月期の連結経常利益は前の期比30.5%増の11.6億円に伸び、従来予想の9.2億円を上回って着地。続く22年8月期も前期比72.4%増の20億円に拡大を見込み、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は旺盛な半導体需要を背景に設備投資需要の活発化が続くなか、主力の高周波電源装置の受注が伸びる。
併せて、前期の年間配当を10円→12円(前の期は10円)に増額し、今期も12円を継続する方針とした。
コシダカHD <2157> ★今期最終は31億円の黒字に浮上、4円増配へ
◆21年8月期の連結最終損益は41.4億円の赤字(前の期は2.3億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、続く22年8月期は31.2億円の黒字に浮上する見通しとなった。今期は主力とするカラオケ店の営業再開や中断していた新規出店の再開などが寄与し、売上高400億円(前期比92.8%増)に回復を見込む。なお、業績予想は各種政策やワクチン接種の進展による経済活動の回復基調が継続し、外食・旅行・娯楽などへ新型コロナウイルス感染拡大の影響がないことを前提に策定。
併せて、今期の年間配当は前期比4円増の8円に大幅増配する方針とした。
魚喜 <2683> [東証2] ★今期経常を一転26%増益に上方修正
◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の1億6000万円→2億8000万円に75.0%上方修正。従来の27.9%減益予想から一転して26.1%増益見通しとなった。巣ごもり需要を考慮した商品仕入れや廃棄ロスの軽減、販管費抑制などが寄与し、採算が大きく改善する。新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金の計上も利益を押し上げる。
MORESC <5018> ★今期経常を29%上方修正
◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の14.7億円→19億円に29.3%上方修正。増益率が42.7%増→84.5%増に拡大する見通しとなった。自動車生産の回復を背景に、上期業績が計画を上回るペースで進捗したことを反映した。
ユニデンHD <6815> ★今期配当を110円増額修正、配当利回り6%超
◆22年3月期の期末一括配当を従来計画の100円→210円(前期は210円)に大幅増額修正した。配当方針を変更し、連結純資産配当率(DOE)の下限を2%から4%程度に引き上げたことが要因。期末配当利回りは6.75%に上昇し、配当取りを狙う買いなどが期待される。
キョウデン <6881> [東証2] ★今期経常を38%上方修正
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の29億円→40億円に37.9%上方修正。増益率が15.8%増→59.7%増に拡大する見通しとなった。電子事業における国内の半導体製造装置、医療機器関連、5G通信機器関連、IoT関連機器、パワー半導体関連の受注増加や、次世代技術案件の取り込みが寄与する。生産効率の改善に加え、下期予定している設備投資による更なる効率改善も上振れにつながる。
新光商事 <8141> ★今期経常を63%上方修正、配当も12円増額
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の16億円→26億円に62.5%上方修正。増益率が2.5%増→66.6%増に拡大する見通しとなった。主要分野である産業機器関連や自動車電装機器関連の好調が継続し、売上高が計画を18.2%も上回ることが利益を押し上げる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の34円→46円(前期は34円)に大幅増額修正した。
吉野家HD <9861> ★今期経常を2倍上方修正
◆22年2月期の連結経常損益を従来予想の52億円の黒字→105億円の黒字(前期は19.6億円の赤字)に2.0倍上方修正した。新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金や雇用調整助成金などを計上することが上振れの要因となる。
株探ニュース