前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年10月21日 5時20分

■オンコリス <4588>  844円 (-300円、-26.2%) ストップ安

オンコリスバイオファーマ <4588> [東証M]がストップ安。19日の取引終了後、がんのウイルス療法「テロメライシン」に関し、中外製薬 <4519> と結んでいるライセンス契約を解消すると発表。この契約は最長2022年10月まで有効で、正式解約日は今後協議の上決定される見通し。会社側では、24年をメドに独自でテロメライシンの国内承認申請を目指す方針で、日本以外の地域に関しては米国で実施中の臨床試験を推進させるとともに、新たなライセンス契約の締結を目指すとしている。

■川崎重工業 <7012>  2,347円 (-233円、-9.0%)

東証1部の下落率4位。川崎重工業 <7012> が続急落。19日の取引終了後、グループ会社のカワサキ・レール・カー製のワシントン地下鉄車両が脱線事故を起こした問題について、米国家運輸安全委員会(NSTB)が現在原因の調査を行っていると発表しており、先行き不透明感が懸念されているようだ。前日19日に、既に複数のメディアが同件について報じていたことから同社株は大幅安となったが、20日も引き続き大きく売られる展開となったる。

■リョービ <5851>  1,228円 (-44円、-3.5%)

リョービ <5851> は続落し年初来安値を更新した。19日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を2110億円から2020億円(前期比18.1%増)へ、営業損益を23億円の黒字から18億円の赤字(前期17億8900万円の赤字)へ、最終損益を22億円の黒字から6億円の赤字(同6億9700万円の赤字)へ下方修正し、あわせて25円を予定していた期末配当を10円に引き下げたことが嫌気された。ダイカスト事業の得意先である自動車メーカーからの受注が回復しつつあることを考慮して従来予想を作成していたが、国内外各地域での半導体不足に加え、21年後半からの新型コロナウイルス感染症再拡大に伴う、東南アジア地域を中心とした自動車部品の製造が滞った影響を受け、各自動車メーカーが生産調整を続けていることが要因。また、中国における電力不足も響くとしている。なお、年間配当は20円(前期無配)となる予定だ。

■ナフコ <2790>  1,768円 (-22円、-1.2%)

ナフコ <2790> [JQ]が続落。19日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2264億円から2076億円(前期比11.5%減)へ、営業利益を187億9100万円から137億円(同24.8%減)へ、純利益を114億円から82億円(同29.8%減)へ下方修正した。前年大きく伸長したコロナウイルス感染症対策商品や巣ごもり需要の反動減が想定以上に大きく、客数が落ち込んでいることが要因としている。

※20日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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