PS三菱が小反発、プレキャストPC床版の自動製図システムを開発
ピーエス三菱<1871>が小反発。同社は20日引け後に、近年大幅に増えている橋梁上部工の床版取替設計の生産性向上を目的に、橋梁設計などのシステム開発を行うJIPテクノサイエンス(東京都千代田区)と共同で、プレキャストPC床版の自動製図システムを開発したと発表しており、材料視されている。
新システムは線形データを読み込み、橋梁の床版であるプレキャストPC床版の割り付けから、床版形状図、床版配筋図までの一連の図面作成を行う。JIPテクノのPC床版設計ソフト「JSP-6W」の計算結果との連動も可能であり、計算結果を読み込むことでPC鋼材や鉄筋が自動配置されるため、図面作成まで効率的な設計ができる。図面出力のほか、鉄筋・PC鋼材・型枠・コンクリートの数量計算を出力し、床版設計業務の大幅な効率化・省力化も可能としている。