東京株式(前引け)=反落、売り優勢も先物主導で下げ渋る

市況
2021年10月21日 11時50分

21日前引けの日経平均株価は前営業日比93円84銭安の2万9161円71銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は4億7043万株、売買代金概算は1兆1096億円。値上がり銘柄数は957、値下がり銘柄数は1080、変わらずは143銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は前日の米国株市場では米10年債利回りの上昇などを背景にナスダック総合指数が小幅ながら6日ぶりに反落したことで、ハイテク株中心に売り優勢の地合いとなった。ただ、日経平均は朝方に2万9000円トビ台まで売られた後は先物絡みで買いが入り下げ渋る展開となり、前引け段階では下げ幅が100円未満にとどまった。原油高騰を背景に資源関連株に買いが入り全体相場を支えた。一方、半導体関連が利食われたほか、空運や食料品セクターなどへの売りが目立っている。

個別では東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体関連株が売られ、塩野義製薬<4507>も軟調。リクルートホールディングス<6098>も値を下げた。ミダックホールディングス<6564>が急落、クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>やシンプレクス・ホールディングス<4373>なども大幅安。半面、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>は強弱感対立のなか前引けは小幅プラス圏で着地。ベイカレント・コンサルティング<6532>も堅調。サインポスト<3996>がストップ高に買われ、コア<2359>も値を飛ばした。エンビプロ・ホールディングス<5698>も物色人気。

出所:MINKABU PRESS

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