注目銘柄ダイジェスト(前場):ピクセルCZ、東製鉄、ヤマトなど

市況
2021年10月25日 11時57分

ヤマト<1967>:812円(+72円)

大幅反発。先週末に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来計画の13.6億円から18.2億円、前年同期比35.6%増に、通期では11.7億円から15.7億円、前期比27.3%増に引き上げ。生産システムの合理化などにより、工事採算性が改善しているもよう。第1四半期は前年同期比7.9%増益にとどまっていたこともあり、7-9月期の増益率急拡大をポジティブ視する動きが優勢に。

SKジャパン<7608>:546円 カ -

ストップ高買い気配。筆頭株主の久保泰子氏及び主要株主の久保千晶氏から、保有株式の一部を相対取引でラウンドワン<4680>へ譲渡する契約締結したとの通知を受けたと発表している。両氏の売出株数は268万8462株、売出価格は1株当たり466円のもよう。これにより、 ラウンドワンは同社株式の32.83%を保有する筆頭株主となり、同社を持分法適用会社化する。ラウンドワンとの関係強化による業容拡大や開発力強化を期待する動きが優勢に。

パナソニック<6752>:1434.5円(+56円)

大幅続伸。アップルがEV向けバッテリーの調達先として、中国のCATL、BYDなどと協議を行ってきたが、これが行き詰まってきており、同社が新たな検討対象の一つになっていると一部で報じられている。中国2社では、アップルが求める専門チームの編成や米国工場建設について、この2カ月の間には応じられないと通知のもよう。車載電池事業の中期的な業容拡大につながるとの思惑が先行する形にも。

中外薬<4519>:4191円(+350円)

大幅反発。先週末に第3四半期決算を発表、累計コア営業利益は2907億円で前年同期比72.7%増益、市場想定を約10%上回る着地に。コロナ治療薬や抗体カクテル療法などが上振れとみられている。通期予想は従来の3200億円から4000億円、前期比29.9%増に上方修正、3600億円程度の市場予想を上回る水準となっている。株価が安値圏にある中、想定以上の好業績を受けて見直しの動きが強まる形になっているようだ。

東製鉄<5423>:1280円(+157円)

大幅続伸。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は110億円で前年同期比3.4倍となり、第1四半期決算時に上方修正した100億円を上回る着地になった。通期予想は従来の220億円から310億円、前期比7.8倍の水準にまで上方修正している。市場コンセンサスの250億円レベルを大きく上回る水準に。販売価格の値上げを反映して、マージンの一段の拡大が見込めるもよう。年間配当金も従来計画16円から25円にまで引き上げ。

NITTOK<6145>:3925円(+400円)

大幅に3日続落。22年3月期第2四半期累計(21年4-9月)の営業利益を従来予想の4.50億円から5.00億円(前年同期実績5.52億円)に上方修正している。国内案件を中心に比較的採算性の高い案件が多かったため。一方、売上高予想は112.00億円から100.00億円(同100.91億円)に引き下げた上、通期の営業利益予想(前期比91.7%増の26.00億円)は据え置いたことから材料出尽くし感が広がり、売りが先行しているようだ。

ピクセルCZ<2743>:77円(+24円)

大幅に反発。ゲームコンテンツを開発するマレーシア企業のTRICOA.CO.LTD及び技術コンサルティングのXクリエーション(東京都千代田区)との間で、NFT/ブロックチェーン技術を用いたゲーミングアプリケーションの提供に向けた基本合意書を締結すると発表している。ピクセルカンパニーズとXクリエーションが開発したゲーミングアプリケーションをオランダ・キュラソー島のオンラインカジノライセンスを所有するTRICOAに供給する。

識学<7049>:2125円(-48円)

朝高後、マイナス転換。連結子会社が資産効率化と財務体質向上を目的にアイドマ・ホールディング<7373>株6800株を売却し、投資有価証券売却益0.49億円を22年2月期第3四半期に特別利益として計上すると発表している。今後、業績予想の修正が必要となる場合は速やかに公表するとしている。通期の純利益予想(1.53億円)に対する投資有価証券売却益の規模が比較的大きいことから、上方修正を見越した向きが買いを入れていたようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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