東電HDが後場一段安、22年3月期の連結最終損益は一転赤字へと報じられる
東京電力ホールディングス<9501>が後場一段安の展開で、一時は前日比6.5%安の315円まで下げ幅を広げている。日本経済新聞電子版が昼ごろに「東京電力ホールディングス(HD)の2022年3月期の連結最終損益は140億円前後の赤字(前期は1808億円の黒字)と、670億円の黒字を見込んでいた従来予想から一転赤字になることが分かった」と伝えており、これが嫌気されているようだ。
記事によると、最終赤字は9期ぶり。原子力発電所の再稼働が遅れ、火力発電に頼るなか、燃料高で調達コストも一時的に膨らむとしている。同社はきょう午後に決算を発表する予定。なお、同社は午後2時15分に同報道に対して「これは当社が発表したものではありません」とするコメントを発表している。