レーザーテックは逆行高、決算発表目前も売り一巡感から買い戻し優勢
レーザーテック<6920>が全般下げ相場に逆行し買い優勢の展開。株価は今月20日に戻り高値2万7400円をつけてから決算発表をにらみ再び調整に入っていたが、決算発表前日となるきょうは、発表前に買い直す動きが観測されている。同社は半導体マスクブランクス検査装置で世界シェア100%というグローバルニッチトップの象徴株として、株式市場でも注目度が高い。次世代製品であるEUV露光装置に対応した商品も独占供給しているが、同社製品の需要先であるオランダの露光装置大手ASMLホールディング<ASML>の動向に影響を受けやすい。そのASMLは20日に決算を発表し、10~12月期の売上高見通しが市場の期待に届かなかったことで翌日にいったんは売り込まれたものの、「高水準の成長が継続していることに変わりなく、その後は株価も戻している」(中堅証券アナリスト)ことから、レーザーテックに対する過度な不安心理は後退している。