前週末29日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年11月1日 5時20分

■ノジマ <7419>  2,493円 (-316円、-11.3%)

東証1部の下落率5位。ノジマ <7419> が前日28日比11.5%安の2487円まで下落し、年初来安値を更新。同社は28日取引終了後、22年3月期第2四半期(4-9月)連結純利益は97億6200万円(前年同期比74.5%減)となり、通期計画270億円(前期比48.9%減)に対する進捗率は36.2%にとどまったと発表しており、これが嫌気されたようだ。巣ごもり消費の落ち着きに加え、関東圏を中心に例年に比べて降雨量が多かったことから、エアコン販売が伸び悩み、冷蔵庫の販売も概ね横ばいにとどまった。また、キャリアショップ運営事業では将来を見据えた人材への投資や、営業力を高めるための店舗移転と改装を積極的に進めたとしている。

■クリレスHD <3387>  783円 (-77円、-9.0%)

東証1部の下落率9位。クリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387> が急反落。株価は前日28日に比べ9%の下落となった。28日取引終了後、公募増資の実施を発表しており、1株当たり利益の希薄化が警戒された。2170万株の公募増資と上限325万5000株のオーバーアロットメントの売り出しを行う。調達金額は約210億円で、国内外の新規出店、業態変更、改装などの店舗設備投資などに充てる。発行済み株式数は最大で約13%増える見込み。発行価格は、11月8日から10日のいずれかの日に決定する。

■ゼオン <4205>  1,350円 (-120円、-8.2%)

日本ゼオン <4205> が大幅に3日続落。同社は29日午後0時30分に、22年3月期第2四半期(4-9月)連結営業利益が249億5100万円(前年同期比2.5倍)となり、通期計画420億円(前期比25.7%増)に対する進捗率は59.4%だったと発表したが、業績予想の上方修正がなく、失望売りが出ているようだ。エラストマー素材事業部門、高機能材料事業部門、その他の事業部門ともに前年同期を上回る営業増益を達成した。合成ゴム関連では、自動車減産の状況下でも需要は依然として堅調であり、国内・輸出・海外子会社とも販売は好調だったとしている。

■アルプスアル <6770>  1,110円 (-76円、-6.4%)

アルプスアルパイン <6770> が急反落。同社は28日大引け後に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は21.7億円の黒字(前年同期は89.9億円の赤字)に浮上して着地した。しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の165億円の黒字→130億円の黒字(前期は38.3億円の赤字)に21.2%下方修正した。

※29日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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