野村が年初来安値更新、4~9月期純利益75%減
野村ホールディングス<8604>は大幅安で年初来安値を更新。前週末10月29日の取引終了後、22年3月期上期(4~9月)の決算を発表。収益合計が7843億8100万円(前年同期比16.0%減)、純利益が517億円(同75.4%減)で着地しており、減収減益となったことを嫌気した売りが出ているようだ。
投資先企業の新規上場などによりインベストメント・マネジメント部門が好調で、営業部門も概ね前年並みの水準となった。一方で、米国顧客取引に関する追加損失を計上したホールセール部門が全体業績の下押し要因となった。
あわせて、上限を8000万株(発行済み株数の2.5%)、または500億円とする自社株買いの実施を発表した。取得期間は11月16日から22年3月31日まで。