三栄コーポレーション---2Qは2ケタ増収、家具家庭用品事業が伸長

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2021年11月1日 14時56分

三栄コーポレーション<8119>は10月29日、2022年3月期第2四半期(21年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比14.0%増の162.79億円、営業損失が3.58億円(前年同期は8.10億円の損失)、経常損失が2.42億円(同7.51億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が3.75億円(同7.94億円の損失)となった。

家具家庭用品事業の売上高は前年同期比42.2%増の102.06億円、セグメント利益は同2.89億円増の5.19億円となった。OEM事業では、海外における経済活動の一早い回復を背景として、国内においても巣ごもり需要を背景に、それぞれ受注状況が改善し、前年同期比で大きく増加した。ブランド事業は、「おうち時間」の定着により、「MINT(ミント)」などの家具・インテリアのネットショップの売り上げが堅調に推移したほか、ドイツのテーブルウェアブランド「Villeroy&Boch(ビレロイアンドボッホ)」等を取扱うエッセンコーポレーションの売り上げは前年同期比で同水準となった。

服飾雑貨事業の売上高は前年同期比9.6%減の35.35億円、セグメント損失は4.45億円(前年同期は7.30億円の損失)となった。OEM事業では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で旅行・出張などの自粛傾向が継続していることから、トラベル商材の需要回復には至っておらず、前年同期比減少となった。ブランド事業では、ベルギーのプレミアム・カジュアルバッグブランド「Kipling(キプリング)」を販売するL&Sコーポレーションの売り上げが外出需要の減退が響き減少したが、ドイツのコンフォートシューズブランド「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」等を販売するベネクシーの売り上げが、店舗戦略の見直しによる店舗の集約化は進んだものの、需要の回復により前年同期を上回ったことから、ブランド事業全体では前年同期比同水準の結果となった。

家電事業の売上高は前年同期比17.1%減の17.55億円、セグメント損失は1.09億円(前年同期は0.17億円の損失)となった。OEM事業の売り上げは、国内外で出荷が減少し、前年同期比減少となった。ブランド事業は、理美容家電・調理家電などを取扱うゼリックコーポレーションの売り上げが、国内向けは落ち込んだものの、海外向けが伸長したことから、前年同期比同水準となった。

2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.9%増の360.00億円、営業利益が1.00億円、経常利益が1.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.10億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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