話題株ピックアップ【夕刊】(3):セガサミー、CTC、マネックスG

注目
2021年11月1日 15時27分

■セガサミー <6460>  1,703円  +89 円 (+5.5%)  本日終値

セガサミーホールディングス<6460>が急伸。きょう午前、子会社のセガと米マイクロソフト<MSFT>が戦略的提携の検討を進めていくことで合意したと発表しており、これが材料視されているようだ。セガは今後、大型グローバルタイトルの創出に向けてマイクロソフトの技術やソリューションを活用し、クラウドプラットフォームMicrosoft Azureにおいてタイトル開発を進めていくとともに、次世代開発環境の構築などを図っていく。

■JSP <7942>  1,611円  +79 円 (+5.2%)  本日終値

29日に決算を発表。「上期経常が2.4倍増益で着地・7-9月期も3.5倍増益」が好感された。

JSP <7942> が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の30.8億円に急拡大し、通期計画の54億円に対する進捗率は57.1%に達し、5年平均の45.2%も上回った。

⇒⇒JSPの詳しい業績推移表を見る

■伊藤忠テクノ <4739>  3,775円  +185 円 (+5.2%)  本日終値

伊藤忠テクノソリューションズ<4739>が後場に入って前日比5.0%安の3410円まで急落する場面がみられたものの、下げは一時的でプラスを回復し、一転して上げ幅を拡大した。同社は午後1時に、22年3月期第2四半期(4~9月)連結純利益が140億5400万円(前年同期比52.3%増)となり、通期計画330億円(前期比8.2%増)に対する進捗率は42.6%だったと発表した。これを受けていったんは売られたが、上期進捗率の過去5年平均は31%と同社業績は下期偏重型で、40%台は高水準であるため、プラスに再浮上した。製造、建設、通信、官公庁、金融など様々な分野で好調に推移しているとし、売上高及び全ての利益項目、受注高、受注残高が過去最高を達成したとしている。

■コーセー <4922>  13,860円  +670 円 (+5.1%)  本日終値

コーセー<4922>が大幅高で6日ぶりに反発。10月29日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を2380億円から2240億円へ、営業利益を200億円から160億円へ、純利益を142億円から121億円へ下方修正し、あわせて70円を予定していた期末配当予想を60円に引き下げると発表したが、アク抜け感から買われたようだ。中国及びタルトは年初計画通りに推移しているものの、日本における新型コロナウイルス感染症の再拡大とそれに伴う緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発出により、外出自粛による消費意識の低下が起こったことが響く見通し。なお、決算期変更により前期との比較はない。同時に発表した、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1229億3300万円、営業利益87億8900万円、純利益54億5900万円だった。会計基準の変更により前年同期との比較はないものの、会社参考値との比較では売上高0.4%増、営業利益2.2倍、純利益78.1%増だったとしている。

■マネックスグループ <8698>  775円  +37 円 (+5.0%)  本日終値

29日に決算を発表。「上期税引き前が4.4倍増益で着地・7-9月期も3.3倍増益」が好感された。

マネックスグループ <8698> が10月29日大引け後(15:15)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比4.4倍の182億円に急拡大した。

⇒⇒マネックスグループの詳しい業績推移表を見る

■日経レバ <1570>  16,670円  +790 円 (+5.0%)  本日終値

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が商いを膨らませ急伸、一時820円高と値を飛ばした。売買代金は全市場を通じて断トツとなった。日経レバは日経平均株価に連動するように組成されたETFで、価格変動率が日経平均の2倍に基本設定されている。ボラティリティの高さが短期資金には魅力となっており、きょうのように日経平均の値動きが大きくなると個人投資家などを中心に売買が活発化する傾向が強い。衆院選では自民党が単独過半数を大きく上回る議席を確保したことで政局不安が後退、投資家心理改善を背景に先物主導で全体相場に浮揚力が働いた。日経レバは直近データで信用買い残が減少する一方、売り残が増加しており、信用取組の改善も進んでいた。

■大平洋金属 <5541>  2,161円  +101 円 (+4.9%)  本日終値

大平洋金属<5541>が続伸。10月21日の2206円の戻り高値形成後は目先利益確定の売りをこなす展開で方向感の定まらない動きをみせていたが、足もとでは25日移動平均線との上方カイ離修正を経て上放れる動きをみせている。前週末10月29日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、最終利益は従来見通しの16億8500万円から37億1200万円(前期比3.2倍)に大幅増額した。ステンレス業界の稼働回復を背景に、ニッケル販売が予想以上に好調で価格上昇による収益メリットも享受する。フィリピン持ち分法適用関連会社の投資利益を計上することも利益を押し上げる要因となっている。更に、想定を上回る収益拡大を受けて株主還元姿勢も強め、今期の年間配当を従来計画の15円から55円(前期実績は20円)に40円も上乗せすることも発表、これが株価を強く刺激する格好となった。

■日本トランスシティ <9310>  631円  +27 円 (+4.5%)  本日終値

日本トランスシティ<9310>は続伸。10月29日の取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を1030億円から1090億円(前期比7.7%増)へ、営業利益39億円から53億円(同19.3%増)へ、純利益33億円から42億円(同9.4%減)へ上方修正し、減益予想から一転して営業増益予想としたことが好感された。上期において、倉庫業や陸上運送業、湾岸運送業の取り扱いが堅調に推移するほか、国際複合輸送業も海外現地法人における取り扱いが大幅に増加していることが要因。また、継続したコスト管理や業務効率化、収支改善に努めたことも寄与する。

■オークマ <6103>  5,660円  +240 円 (+4.4%)  本日終値

オークマ<6103>がカイ気配スタート。同社は10月29日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を1570億円から1670億円(前期比35.3%増)へ、営業利益を110億円から140億円(同2.9倍)へ、純利益を75億円から105億円(同5.0倍)へ、年間配当を70円から80円(前期は35円)へ上方修正すると発表しており、材料視された。上方修正は、上期の受注・売上状況、業績、今後の為替レート、工作機械需要の先行き見通しなどを踏まえたもの。足元では工作機械に対する需要は根強く、工作機械の需要拡大は持続的なものとなることが期待されるとした。あわせて発表した22年3月期第2四半期(4~9月)連結営業利益は51億7800万円(前年同期比3.8倍)だった。

■洋缶HD <5901>  1,406円  +58 円 (+4.3%)  本日終値

東洋製罐グループホールディングス<5901>は3日続伸。10月29日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を7900億円から8050億円(前期比7.5%増)へ、営業利益を255億円から290億円(同8.7%増)へ、純利益を225億円から260億円(同63.0%増)へ上方修正し、減益予想から一転して営業増益としたことが好感された。海洋プラスチックごみ問題を背景に脱プラスチックの流れとなったことを受けて、世界的に飲料缶の需要増に伴い製缶・製蓋機械の販売が伸長していることが要因。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高4095億7600万円(前年同期比9.5%増)、営業利益261億9400万円(同2.1倍)、純利益232億900万円(同3.5倍)だった。

■santec <6777>  1,665円  +300 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値

santec<6777>がストップ高。前週末10月29日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を80億円から85億円(前期比13.2%増)へ、営業利益を14億5000万円から17億円(同19.6%増)へ引き上げており、これを好感した買いが入ったようだ。利益率の高い光測定器をはじめ、眼科医療機器の販売が想定を上回る見通し。また、情報通信研究機構(NICT)との開発受託契約料の収益計上や円安による海外売上高の上振れを織り込んだ。なお、同時に発表した上期(4~9月)決算は売上高36億3200万円(前年同期比12.2%減)、営業利益6億3000万円(同33.5%減)だった。

■シャルレ <9885>  658円  +100 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値

シャルレ<9885>がストップ高。同社は10月29日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業損益見通しを従来の6億円の黒字から14億円の黒字(前期は7億7500万円の赤字)に上方修正したことが好感されたようだ。売上高の見通しは前期比13.3%増の156億円(従来予想は163億円)に引き下げた。レディースインナーなど衣料品類の売り上げ回復が遅れると想定する一方、ウルトラファインバブルなどシャワーヘッドの販売伸長が利益を押し上げる見通しだとしている。なお、経常損益見通しは従来の6億1500万円の黒字から14億2000万円の黒字(前期は7億2900万円の赤字)、最終損益の見通しは2億7000万円の黒字から10億円の黒字(前期は13億2900万円の赤字)に引き上げている。

●ストップ高銘柄

シャノン <3976>  2,048円  +400 円 (+24.3%) ストップ高   本日終値

グローバルウェイ <3936>  4,050円  +700 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値

INCLUSIVE <7078>  3,055円  +504 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

テクノホライゾン <6629>  966円  -300 円 (-23.7%) ストップ安   本日終値

関西スーパーマーケット <9919>  1,448円  -400 円 (-21.7%) ストップ安   本日終値

メンバーズ <2130>  2,755円  -700 円 (-20.3%) ストップ安   本日終値

など、3銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.