丸和運機関が大幅反落、22年3月期業績予想を上方修正も市場予想に届かず
丸和運輸機関<9090>が大幅反落している。1日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1200億円から1295億円(前期比15.5%増)へ、営業利益を84億1000万円から88億9000万円(同10.9%増)へ、純利益を58億5000万円から62億5000万円(同12.9%増)へ上方修正したが、営業利益で90億円弱を見込んでいた市場予想をやや下回ることから、失望売りが出ているようだ。
新型コロナウイルス感染症の影響による特需が一段落し、物量が平準化へと向かいつつある食品物流やインバウンド需要の喪失による影響が続く医薬・医療物流で、苦戦が予想されていた取扱物量が堅調に推移していることが要因。また、ECを中心とした小売物流で、物量拡大に伴い新たに開始したサービスの提供が業績を引き上げたとしている。
なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高597億4900万円(前年同期比11.1%増)、営業利益43億3300万円(同1.0%減)、純利益32億6000万円(同5.7%増)だった。