東京株式(前引け)=小幅続落、欧米株高も上値重い展開
8日前引けの日経平均株価は前営業日比21円00銭安の2万9590円57銭と小幅続落。前場の東証1部の売買高概算は6億5068万株、売買代金概算は1兆5095億円。値上がり銘柄数は976、対して値下がり銘柄数は1086、変わらずは117銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、朝方日経平均が高く始まるも買いは続かず、前週末終値を下回る水準で前引けとなった。前週末の欧米株市場が総じて高く、米国株市場ではNYダウをはじめ主要株指数が揃って最高値を更新するなどリスク選好ムードが強い一方、きょうは中国や韓国などのアジア株が冴えず、東京市場もこれに流される展開となった。企業の決算発表が相次ぐなか、好決算でもコンセンサスに届かない銘柄に売りが出るなどで上値が押さえられた。もっとも下値では値ごろ感から押し目買いの動きが観測され、下げ幅はわずかにとどまっている。
個別では日本郵船<9101>など海運株に買いが優勢となっているほか、東京エレクトロン<8035>も上値追いを続けた。マネックスグループ<8698>はストップ高カイ気配となっている。日本航空<9201>が堅調、日立製作所<6501>もしっかり。メイコー<6787>、山一電機<6941>が急騰した。半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>が売りに押され、任天堂<7974>も下落した。ファーストリテイリング<9983>も安い。アウトソーシング<2427>、ミクシィ<2121>は急落。