デイトナ---3Qも2ケタ増収・大幅な増益、売上高・利益ともにすべてのセグメントで順調な推移
デイトナ<7228>は5日、2021年12月期第3四半期(21年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比29.9%増の91.48億円、営業利益が同73.0%増の14.14億円、経常利益が同77.0%増の14.68億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同79.9%増の10.28億円となった。
国内拠点卸売事業の売上高は前年同期比35.6%増の71.64億円、セグメント利益は同71.2%増の12.38億円となった。第2四半期に引き続き、ツーリングバッグ、インカム、スマホマウント等のツーリング用品を中心にメンテナンス用品や新型車対応商品など、ほとんどの取り扱いジャンルが伸長した。ダートフリークでの主軸であるオフロード関連商品販売も伸長した。
アジア拠点卸売事業の売上高は前年同期比263.7%増の1.43億円、セグメント利益は0.13億円(前年同期は0.25億円の損失)となった。ジャカルタのあるジャワ島を中心に売上が堅調に推移した。
小売事業の売上高は前年同期比3.7%増の17.63億円、セグメント利益は同36.9%増の1.42億円となった。ライダーズ・サポート・カンパニーが運営するバイク用品・部品小売店のライコランドFC事業は、2020年10月より1店舗減少して2店舗での運営となる中で、8月は降雨による悪天候の日が多く、来店客数減少により売上高が前年を下回ったが、9月には天候も回復した結果、3店舗運営であった前年同四半期を上回る好調な販売状況となった。ダートフリークが運営するオフロード専門店のダートバイクプラス事業も、実店舗・インターネット販売共に前年同四半期を上回った。
その他事業の売上高は前年同期比61.6%増の1.97億円、セグメント利益は同383.6%増の0.17億円となった。太陽光発電事業では、第3四半期は第2四半期までの日照時間の影響等による売電収入減少分を取り戻すのみならず、主要な費用となる減価償却費が減少した結果、売上利益ともに前年同四半期を上回った。また、リユースWEB事業では、第2四半期に続き中古部品の仕入先の確保に努めた結果、売上高が前年同四半期比で大きく伸長し、利益面での損失幅を縮小することができた。
2021年12月期通期については、売上高が前期比21.1%増の120.00億円、営業利益が同45.0%増の17.20億円、経常利益が同48.4%増の17.81億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同41.3%増の11.46億円とする、4日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
《YM》