澁澤倉庫---2Qも増収増益、物流事業の好調が継続

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2021年11月9日 15時42分

澁澤倉庫<9304>は8日、2022年3月期第2四半期(21年4月-9月)連結決算を発表した。営業収益が前年同期比7.6%増の352.50億円、営業利益が同14.7%増の22.89億円、経常利益が同13.8%増の25.36億円、親会社株主に帰属する四半期期純利益が同8.1%増の17.37億円となった。

物流事業の営業収益は前年同期比8.5%増の324.18億円、営業利益は同27.7%増の16.93億円となった。倉庫業務は、新規拠点の本格稼働に伴う飲料等の取扱いが増加したほか、化粧品や新規に取扱いを開始した輸入雑貨の保管、入出庫、流通加工業務が好調に推移したものの、一部日用品の取扱いが減少したことにより、営業収益は同0.5%減の80.75億円となった。港湾運送業務は、船内荷役業務の取扱いが増加したほか、沿岸荷役業務や荷捌業務が堅調に推移したことにより、営業収益は同8.3%増の32.45億円となった。陸上運送業務は、非鉄金属製品等の輸配送業務に加え、引越業務やフェリー輸送業務が増加したことにより、営業収益は同2.5%増の158.07億円となった。国際輸送業務は、輸出入航空貨物、輸出海上貨物、香港やベトナムの海外現地法人の取扱いが増加し、海上・航空運賃単価の上昇が寄与したほか、中国の現地法人を連結対象としたことにより、営業収益は同80.8%増の41.57億円となった。その他の物流業務は、中部地区や大阪地区等で前期中に物流施設賃貸業務を開始したことにより、営業収益は同8.3%増の11.31億円となった。

不動産事業の営業収益は前年同期比2.4%減の28.97億円、営業利益は同5.7%減の14.50億円となった。一部賃貸スペースの解約により不動産賃貸収入が減少したほか、空調使用料等の不動産付帯収入が減少した。

2022年3月期通期の連結業績予想については、営業収益が前期比2.6%増の670.00億円、営業利益が同10.3%増の40.00億円、経常利益が同6.9%増の42.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.8%増の28.00億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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