「デジタルトランスフォーメーション」が9位にランク、政府による科学技術立国推進で関心高まる<注目テーマ>
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1 メタバース
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8 宇宙開発関連
10 2021年のIPO
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「デジタルトランスフォーメーション」が9位となっている。
岸田文雄首相は8日、2回目となる「新しい資本主義実現会議」を開催し、緊急提言(案)の議論が行われた。このなかで示された成長戦略では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の成長を含めた科学技術立国の推進などが盛り込まれている。
具体的には「デジタル庁による健康・医療・介護、教育などの分野におけるデータ利活用の推進」「DFFT(信頼性ある自由なデータ流通)の推進」「利用料の透明化によるキャッシュレス利用環境の整備」「コンテンツの利用拡大」が挙げられている。政府は今後、「デジタル田園都市国家構想実現会議」や「デジタル臨時行政調査会」などで検討を重ね、主要政策の実現を進める考えだ。
企業のDX推進機運も依然として高く、直近ではデジタルホールディングス<2389>傘下のリテイギが産業廃棄物事業者のDXを支援する新会社を設立したほか、凸版印刷<7911>はDX事業での効率化などを目的にトッパン・フォームズ<7862>を完全子会社にすると発表。システムサポート<4396>は北國フィナンシャルホールディングス<7381>とDX人材育成に関する連携協定を結んだ。
また、子会社を通じてB2C事業者向けにDX支援ツールを展開するUPBOND(東京都渋谷区)に出資したAI CROSS<4476>、地方企業のDX推進に特化したマッチング提案を行う「クラウドテックDX」の提供を開始したクラウドワークス<3900>、企業のDX推進を支援するパッケージプランの提供を始めたSBテクノロジー<4726>などにも注目したい。