トーカロが急騰で因縁場の1500円突破、世界的な半導体生産設備増強の動きが追い風
トーカロ<3433>が急騰、一時130円高の1522円まで上値を伸ばし上値抵抗ラインとして意識されていた1500円台を一気に回復した。半導体製造装置部品向けを中心に表面処理加工を手掛け、セラミックスなどを高温で溶解させ、微粒子を吹き付ける溶射加工では業界トップに位置する。世界的な半導体需給の逼迫を受けた生産設備増強の動きが、同社の収益を押し上げる形となっている。22年3月期の営業利益は101億円(前期比17%増)予想と初の100億円大台乗せを果たし過去最高利益を連続で更新する見込み。成長力の高さに改めて注目が集まるなか、14倍前後のPERは割安感が指摘されている。