WSCOPEが21年12月期営業利益予想を下方修正
ダブル・スコープ<6619>がこの日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、営業利益を35億円から12億円(前期28億3700万円の赤字)へ下方修正した。
主要顧客の需要は引き続き旺盛なことに加え、生産設備増設の効果も見込めることから、売上高は280億円(前期比51.5%増)の従来見通しを据え置いたが、新設製造ラインの承認手続きが遅れていたことに伴い、生産最適化の計画に数カ月間の遅れが生じたことから生産数量が不足し、期末の製品在庫数量が計画比で減少する見通しとなったことから利益予想を引き下げた。また、韓国からの輸出出荷量が大きく伸びるなかで、世界的な海運事情の混乱に伴い、航空機で輸送せざるを得ない状況が続いていることもコスト増につながったとしている。なお、最終利益予想は10億円から未定(前期111億7400万円の赤字)へ修正した。
第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高203億2900万円(前年同期比71.5%増)、営業利益4億2200万円(前年同期33億5400万円の赤字)、最終損益34億8600万円の赤字(同44億700万円の赤字)だった。