ポート---通期予想上方修正、就職・カードローン領域が牽引し収益性改善

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2021年11月16日 12時34分

ポート<7047>は12日、2022年3月期通期の業績予想の上方修正を発表した。EBITDAの予想下限を従来の500百万円から700百万円へ、営業利益の予想下限を400百万円から550百万円へ、税引き前利益の予想下限を400百万円から550百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益の予想下限を300百万円から400百万円へとそろって引き上げた。

第1四半期・第2四半期において、就職領域では就活生の7割以上となる会員数を基盤に送客・紹介とも順調に推移し、カードローン領域でも前期第4四半期で戦略的に実行した広告宣伝効果やアライアンス効果、広告効率を重視した運用が寄与し、好調に推移している。その結果、収益力の改善によって投資コストを吸収し、各利益において計画を上回る進捗となっている。また、中期経営計画達成に向けた投資は順調に進めており、重点ポイントである送客先拡大のための各領域でのアライアンス含め、順調な進捗となっている。

第3四半期以降においても、就職領域は引き続き順調な売上収益、事業利益の推移を見込んでおり、カードローン領域については第1四半期に比較すると第2四半期以降は顧客予算抑制が見込まれるものの、効率重視の運営により、事業利益は順調な推移を見込んでいる。リフォーム領域については、前期M&A実施による子会社化後1年目で改善している部分もある一方で、当初想定より改善が遅れ、当期期初計画に対して売上収益、事業利益とも若干軟調な推移となる。しかし、課題については明確に把握できており、販管費を抑制することなく改善に向けて効果的な投資活動方針を強化し、取り組んでいく。また、新規・その他領域については、フリーランス支援サービスの更なる成長、業務提携の効果や、新規領域となるエネルギー領域での事業開発などにより売上収益、事業利益とも伸長していくことを見込んでいる。

2022年3月期第2四半期累計(21年4月-9月)の売上収益は2,914百万円(前年同期比58.3%増)、EBITDAは221百万円(同55.0%増)、営業利益は123百万円(同71.7%増)、税引き前利益は105百万円(同105.5%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は57百万円(同38.8%増)となった。

《ST》

提供:フィスコ

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