株価指数先物【引け後コメント】 半導体株がけん引する中、NT倍率は先物中心限月で一時14.60倍まで上昇

市況
2021年11月19日 17時50分

大阪12月限

日経225先物 29780 +210 (+0.71%)

TOPIX先物 2048.0 +16.0 (+0.78%)

日経225先物(12月限)は、前日比210円高の2万9780円で取引を終了。寄り付きは2万9590円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9610円)にサヤ寄せする格好で小幅に上昇して始まった。その後は強い値動きをみせ、現物の寄り付き開始直後には一気に2万9700円を回復。買い一巡後は香港市場の弱い値動きを警戒し、2万9630円~2万9680円辺りでの保ち合いをみせていたものの、前引けにかけては再び強い基調となり2万9760円まで上昇幅を広げた。後場は2万9700円~2万9770円での保ち合いを継続し、引けのインデックス買いの影響で2万9780円と本日の高値で取引を終えた。

ハンセン指数は一時1.8%程度まで下落したが、その後は下落幅を縮めたこともあり、前引けにかけてのショートカバーにつながったようだ。後場は週末要因によりこう着感の強い展開とはなったが、東京エレクトロン<8035>が終日強い基調を保ったことなどもあり、グローベックスの米株先物でNYダウ先物が150ドル高、ナスダック100先物は80ポイント高程度で推移するなか、日中の高値圏での推移となった。

東証1部の騰落銘柄は前引け時点では6割超が下げていたものの、大引け時点では値上がり、値下がり数は拮抗しており、底堅い値動きのなかで断続的にインデックスに絡んだ資金が流入したようだ。

NT倍率は先物中心限月で14.54倍と小幅に低下したものの、一時14.60倍まで上昇する場面もみられた。日米ともに半導体株がけん引する流れが続くようだと、来週にもNT倍率は足元での14.45~14.60倍の保ち合いレンジを上放れてくる可能性がありそうだ。3月の15.68倍をピークとした調整トレンドが転換することになるため、NTロングによるスプレッド狙いの動きも強まろう。

手口面では、日経225先物はみずほが1160枚、JPモルガンが760枚、東海東京が120枚、クレディスイスが110枚程度の売り越しに対して、HSBCが800枚、ゴールドマンが520枚、ABNアムロが230枚、野村が220枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが1860枚、BNPパリバが830枚、ABNアムロが470枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが680枚、野村が620枚、バークレイズが480枚、クレディスイスが420枚、ゴールドマンが420枚程度の買い越しだった。

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