レナサイエンスがカイ気配スタート、ニプロと医療機器システム開発で共同研究契約
レナサイエンス<4889>がカイ気配スタート。同社は26日取引終了後、ニプロ<8086>と「糖尿病治療における最適なインスリン投与量を算出する人工知能(AI)アルゴリズム」を搭載した医療機器システムの開発に関して共同研究契約を締結すると発表しており、材料視されている。アルゴリズムの情報に基づき、新規医療機器システムの共同開発及び事業化の可能性を検討するもので、ニプロから共同研究費として1000万円を受領する。
インスリン製剤を用いた診療は糖尿病についての専門的知識に裏付けられた診療経験がなければ適切に行うことは困難であり、レナサイエンスは糖尿病患者の最適な治療に貢献するため、AIを用いてインスリン製剤の投与単位を予測する研究・開発を東北大学と共同で進めている。現在はインスリン製剤投与量数単位での予測を可能とするAIアルゴリズムを開発中。ニプロがこのアルゴリズムを搭載したシステムの事業化に興味を示したことから、共同研究契約に至ったとしている。