株価指数先物【昼のコメント】 パニック的な売りに対する修正リバウンドの動き
日経225先物は11時30分時点、前日比40円安の2万8750円(-0.13%)前後で推移。売りが先行したものの、寄り付きは2万8320円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8155円)を上回って始まった。開始直後につけた2万8230円を安値に下げ幅を縮める動きをみせると、前場半ばには2万8500円を回復。同水準での保ち合いを経て、前引けにかけて出直りを強め2万8700円を回復した。また、NT倍率は14.51倍と反発して始まった後は、14.55倍まで上昇しており、先週末に割り込んだ25日移動平均線を上回った。
売り一巡後はパニック的な売りに対する修正リバウンドの動きをみせており、前引け直後には一時2万8790円と変わらずの水準まで戻す場面があった。ナイトセッションで2万7510円まで下げた後の切り返しによって、チャート上では長い下ヒゲを残す形状をみせているため、いったんは底打ちも意識されやすいところ。グローベックスのNYダウは250ドル程度の上昇で推移しており、週明けの米国市場の反発期待も材料視される。
もっとも、日経平均株価は寄り付き後まもなく付けた安値から440円ほど切り返す格好であり、一時プラスに転じた段階で戻り一巡感も高まりやすい。週明けの海外市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードから、後場はこう着感が強まりそうである。
株探ニュース