<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」3位にエネチェンジ
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の29日午後2時現在で、ENECHANGE<4169>が「売り予想数上昇」で3位となっている。
前週末26日の取引終了後、75万株の公募と55万2000株の株式売り出し、上限を19万5000株とするオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表した。発行価格は12月7日から9日までのいずれかの日に決定する予定で、調達資金55億円はプラットフォーム事業におけるプロモーション及びセールス・マーケティング体制強化への投資や顧客基盤強化を企図した買収、自社サービス拡充に当てるほか、データ事業における「脱炭素テックファンド」への出資や運営などに当てる方針としている。
あわせて21年12月期業績予想の修正を発表し、売上高を従来予想の26億円から29億円(前期比69.3%増)へ上方修正した一方、未定としていた営業利益を500万円(同90.6%減)、最終損益1億円の赤字(前期1600万円の赤字)と大幅営業減益を見込むとした。電力・ガス切り替えサービスのユーザー獲得が好調だったことなどから売上高は上振れを見込むものの、11月に連結子会社化したオーベラス・ジャパンの買収に伴うのれん償却費や一時費用の発生、今回の公募・株式売り出しに関する費用増加を見込む。
これらを受けて、同社株には朝方から売りが殺到。地合いの悪化もあってストップ安の6970円に売られ、なおも売りが出ていることが売り予想数の上昇につながっているようだ。