日水、マルハニチロなど水産株が値上がり率首位、値上げの動きをポジティブ視
日本水産<1332>、マルハニチロ<1333>など水産株の上昇が目立つ。きょうは全体幅広く買われる展開で日経平均は自律反発に転じているが、そのなか業種別では「水産」が一時33業種中トップに買われる人気となった。原料価格の高騰に加え原油上昇などの燃料コスト上昇が食品会社の製品値上げの動きにつながっている。冷凍食品を展開する水産会社も同様でマルハニチロは29日取引終了後、家庭用冷凍食品の出荷価格を来年2月に値上げすることを発表、値上げ幅は商品によって異なるが、調理品で2~10%程度となる。日水は既に値上げを発表済みだが、こうした足並みを揃えた製品値上げの動きがポジティブ視され、投資資金の流入を誘っている。