注目銘柄ダイジェスト(前場):Chatwork、三菱ケミHD、Gunosyなど

市況
2021年12月2日 11時58分

Gunosy<6047>:651円 カ -

ストップ高買い気配。同社及び子会社の保有するインドのGaragePreneursInternetが発行する強制転換条項付優先株式を取得すると発表している。これにより、議決権所有割合は17.77%となり、持分法適用会社化するもようだ。同インド会社は評価額が10億ドル以上にまで引き上げられているもよぅであり、同社にとっては含み益の急速な拡大が見込まれる状況になっているもよう。

ADWAYS<2489>:827円(+52円)

大幅続伸で上昇率トップ。高水準の自己株式取得実施を前日に発表したことが買い材料視されている。発行済み株式数の14.29%に当たる600万株、30億円を上限とする自社株買いを実施するとし、取得期間は12月10日から22年5月9日まで。株主還元及び、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを目的としている。当面の需給面での下支えにつながるとみられるほか、1株当たりの価値向上も見込まれる展開に。

伊藤園<2593>:6180円(-360円)

大幅続落。前日に上半期決算を発表、営業利益は109億円で前年同期比26.1%増益、従来計画の105億円をやや上回る着地になった。飲食関連事業の収益回復が増益要因となったが、緊急事態宣言の影響で、タリーズを中心に市場の期待水準にまでは達していないようだ。通期計画の200億円、前期比19.9%増は据え置いているが、今後顕在化が見込まれる原料高の影響なども拭えない状況とみられる。

三菱ケミHD<4188>:832.3円(-70円)

大幅反落。前日に経営方針説明会が開催されている。石化及び炭素事業を分離・再編して独立化を進める方針、26年3月期までに1000億円超のコスト構造改革を実施、配当方針の強化を検討中などが示されたもよう。一方、Muse細胞の承認申請の計画を見送ることが公表された点はネガティブとの見方もあるもよう。コスト削減に関しても、前期までのペースと比較して大幅に加速する形でもないようだ。

JAL<9201>:2052円(-14円)

大幅反落。前日に国土交通省が日本に到着するすべての国際線について新規予約を停止するよう要請と伝わっている。新型コロナウイルス「オミクロン型」の感染確認などを受けて、水際対策を強化することが目的とみられている。同社やANAでは、この要請を受け入れたもようとも報じられている。旅客需要の回復の遅れを懸念する動きが優勢に。HISやKNTCTなど旅行関連も本日は下げ目立つ展開に。

Chatwork<4448>:1104円(-155円)

大幅に反落。海外募集で新株185万株を発行すると発表し、売り材料視されている。調達資金の19.69億円(差引手取概算額)は、広告宣伝費(8.35億円)や人件費及び人材採用費(8.35億円)、ビジネス版スーパーアプリの実現に向けたM&Aや資本提携(3.00億円)などに充当する。発行済株式総数(3727万3840株、11月26日現在)に対する新株の割合が4.96%に達することから、株式価値の希薄化懸念で売られているようだ。

のむら産業<7131>:1012円

公開価格(1210円)を8.0%下回る1113円で初値を付けた。会社設立は1965年11月9日。包装資材部門と包装機械部門で構成される包装関連事業と物流梱包事業が事業の中核。21年10月期の営業利益予想は前期比18.7%増の3.14億円。包装関連事業で取引先の工場新設に伴い大型案件が増加するほか、物流梱包事業も製造業の需要回復傾向を受けて堅調に推移する見通し。第3四半期累計の実績は1.74億円だった。

Aiming<3911>:284円(+2円)

大幅高。UUUM<3990>子会社のLiTMUS(東京都港区)と共同事業契約を締結したと発表している。オンラインゲームの制作・運営を共同で行うことが目的。UUUMの所属クリエイターや保有IPを含む企画構想力とAimingが持つゲーム開発の知見を組み合わせる。ゲーム開発はAimingが担い、運営はLiTMUSのプロモーション力を活かす。新規オンラインゲームの詳細については、制作の進捗に応じて適宜開示するとしている。

《ST》

提供:フィスコ

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