ドキュサインが決算受け38%の大幅安 パンデミックの追い風が予想以上に早く停止=米国株個別

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2021年12月4日 0時00分

電子署名のドキュサイン<DOCU>が38%の大幅安。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、重要な指標であるビリング(未収請求を考慮した売上高)が予想を下回ったことに失望感を強めている模様。また、第4四半期の売上高が予想を下回ったことも嫌気されている模様。

同社のスプリンガーCEOは声明で、「6四半期にわたって成長が加速したが、顧客が通常の購入パターンに戻った」と説明した。これまでのパンデミックによる恩恵の一巡が示された格好。

今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き下げも相次いだ。「パンデミックの追い風が予想よりもかなり早く停止し、不意を突かれた。売上高の伸びは来年度の上半期に向けて著しく減速することが予想される。販売およびマーケティングと研究開発への投資とを組み合わせると利益率圧縮も警戒される」との評価も出ている。

(8-10月・第3四半期)

・1株利益(調整後):0.58ドル(予想:0.46ドル)

・売上高:5.45億ドル(予想:5.32億ドル)

・ビリング:5.65億ドル(予想:5.87億ドル)

・FCF:0.9億ドル

(11-1月・第4四半期見通し)

・売上高:5.57~5.63億ドル(予想:5.74億ドル)

(通期見通し)

・売上高:20.8~20.9億ドルで据え置き(予想:20.9億ドル)

(NY時間09:46)

ドキュサイン<DOCU> 144.27(-89.55 -38.30%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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