ケアネットは続伸、2021年第1回新株予約権の全残存分の取得及び消却を発表
ケアネット<2150>は続伸。同社は3日取引終了後、9月3日に発行した2021年第1回新株予約権の残存分3300個(1株当たり400株)を20日にすべて取得し、取得後ただちに全部消却すると発表した。取得価格は589万3800円(1個当たり1786円)。
中期経営ビジョン達成に向けた新事業開発推進のために新株予約権1万個(400万株)を発行し、現在までに全体の3分の2に相当する6700個(268万株)の新株予約権が行使され(行使率67.0%)、35億5718万1200円の資金を調達した。新株予約権を通じた資金調達は当初順調に進んだが、足もとは株価低迷で新株予約権の行使が進みにくい状況にあり、資金調達が停滞している。一方で、事業開発の段取りを遅らせることなく、機動的に前進するために必要な資金は一定量確保できたと判断したことから、現時点でスキームの役割を終了とし、新株予約権を取得して消却することを決めたとしている。