川崎汽が一時460円高と逆行、全般下げ相場でも海運大手3社の割安感が際立つ

材料
2021年12月6日 13時12分

川崎汽船<9107>が一時460円高の6600円に買われたほか、商船三井<9104>も330円高の7950円まで上値を伸ばす局面があった。また、日本郵船<9101>は足もとやや利益確定売りに押されているものの、8000円トビ台で底堅い動きをみせている。全体軟調相場のなかで異彩の値動きといってよい。市況回復が想定を上回ったことで、海運大手各社は22年3月期の業績が様変わりした。最終利益の驚異的な伸びでPERが2倍以下に低下するなど、超割安圏まで株価水準が下がり、更に大幅増配・復配によって配当利回りが急上昇した。これを受け株価も急騰したが、信用買い残が急増したことで株式需給関係が悪くなり、9月下旬以降は利食い急ぎの動きが出て株価は大きく水準を切り下げていた。しかし、前週1日付でモルガン・スタンレーMUFG証券が大手3社の目標株価を大幅に引き上げたことを契機に、再び上値を見込んだ資金が集中、海運株復活の流れを形成している。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2021年12月06日 13時13分

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.