本日注目すべき【好決算】銘柄 ビジョナル、積水ハウス、アクセル (9日大引け後 発表分)

注目
2021年12月10日 7時01分

9日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ビジョナル <4194> [東証M]  ★今期経常を2.1倍上方修正・最高益予想を上乗せ

◆22年7月期の連結経常利益を従来予想の29.9億円→63.2億円に2.1倍上方修正。増益率が31.5%増→2.8倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。想定以上に旺盛な採用需要に加え、求職者の新規登録やアクティビティの活発化などを背景に、主力のビズリーチ事業の売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

積水ハウス <1928>   ★2-10月期(3Q累計)経常が28%増益で着地

◆22年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比28.1%増の1686億円に伸びて着地。戸建住宅、賃貸住宅事業が好調な受注に加え、資材価格高騰の環境下でも利益率が改善したことが寄与。リフォーム事業や分譲住宅事業の収益が拡大したことも大幅増益に貢献した。

Bガレージ <3180>   ★上期経常が61%増益で着地

◆22年4月期上期(5-10月)の連結経常利益は前年同期比61.0%増の5.8億円に拡大して着地。美容サロン業界流通のデジタル化が進むなか、物販事業のEC売上高が大幅に増加したことが寄与。美容サロンの新規店舗開設需要が拡大し、店舗設計事業の収益が大きく改善したことも増益に貢献した。

共和工業 <5971> [JQ]  ★今期経常を33%上方修正

◆22年4月期の連結経常利益を従来予想の9.8億円→13億円に32.7%上方修正。増益率が20.7%増→60.1%増に拡大する見通しとなった。主要取引先である建設機械業界向けの需要回復を背景に、足もとの業績が好調に推移していることが上振れの要因。

アクセル <6730>   ★今期経常を一転32%増益に上方修正、配当も14円増額

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の5億6000万円→9億3000万円に66.1%上方修正。従来の20.6%減益予想から一転して31.9%増益見通しとなった。パチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIやメモリモジュール製品の販売が想定より伸び、売上高が計画を10.4%も上回ることが利益を押し上げる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の21円→35円(前期は31円)に大幅増額修正した。

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