明日の株式相場に向けて=直近IPO銘柄に関心高まる

市況
2021年12月13日 17時49分

この日の東京株式市場は、日経平均株価が一時300円を超える上昇となったが、買い一巡後は上昇幅を縮小し、結局202円高で取引を終えた。

10日の米株式市場でS&P500が最高値を更新した。米11月消費者信頼感指数(CPI)は、前年同月比6.8%上昇と39年ぶりの伸びとなったが、想定の範囲内との反応で株価が上昇したことが安心感を呼んだ。ただ、最大の焦点である米連邦公開市場委員会(FOMC)が14~15日に開催されることから、売買を手控える動きも強い。となると東京市場の方向性がみえてくるのは16日以降だろう。

今月中旬から海外投資家はクリスマス休暇に入っていくが、ビッグイベント一巡で安心感が出れば、東京市場は年末相場に向け高値を狙う展開も期待できる。チャート的には200日移動平均線(2万8877円)を抜くことができるかが焦点だ。 

目先はFOMC待ちの状況だが、投資家の関心は半導体関連株や海運株とともに、直近IPOなど一部の中小型株に向かっている。15日には「後払い」関連で注目のネットプロテクションズホールディングス<7383>が新規上場するが、東証1部直接上場でやや別格。11月IPOのサイエンスアーツ<4412>やGRCS<9250>が人気となったが、12月10日上場のフレクト<4414>も、この日ストップ高と人気化しつつある。また、明日は神戸物産<3038>の決算が予定されており、その結果は注目を集めそうだ。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.