前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■シーイーシー <9692> 1,084円 (-204円、-15.8%)
東証1部の下落率トップ。シーイーシー <9692> が続急落。前週末10日の取引終了後、22年1月期の連結業績予想について、売上高を500億円から455億円(前期比5.2%減)へ、営業利益を52億円から40億5000万円(同19.8%減)へ、純利益を35億5000万円から25億5000万円(同36.8%減)へ下方修正したことが嫌気された。主要顧客である製造業でICT投資が抑制傾向にある事業領域が残っていることに加えて、世界的な半導体の供給不足に起因するインフラ構築事業の入札不調や納期の遅れ、緊急事態宣言による地方を拠点とする子会社事業の停滞などが要因。また、一部で不採算案件が発生したことも響く見通しという。なお、第3四半期累計(2-10月)決算は、売上高335億2700万円(前年同期比6.8%減)、営業利益30億4300万円(同18.5%減)、純利益17億9800万円(同41.2%減)だった。
■アドベンチャ <6030> 9,090円 (-740円、-7.5%)
アドベンチャ <6030> [東証M]が続急落。同社は3日に海外市場での公募増資と自己株処分を発表しており、13日から発行・処分価格決定期間に入っている。このため、警戒感からの売りが先行した様子だ。
■パンパシHD <7532> 1,722円 (-39円、-2.2%)
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> が4日続落し年初来安値を更新。10日の取引終了後に発表した11月の月別販売高状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比1.2%減と3ヵ月ぶりに前年実績を割り込んだことが嫌気された。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、外出機会が増加したことで、化粧品、香水、ヘアケアなどの身支度品や旅行関連、レジャー用品などが伸長したが、前年より休日が1日少ないことが響いた。なお、全店売上高は同0.8%増だった。
※13日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース