東京株式(前引け)=大幅続伸、米株高で市場のセンチメント改善
16日前引けの日経平均株価は前営業日比444円53銭高の2万8904円25銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億1568万株、売買代金概算は1兆3361億円。値上がり銘柄数は1676、対して値下がり銘柄数は400、変わらずは108銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って大きく上昇したことを受け、投資家心理が改善し主力株を中心に幅広く買い注文が入り、日経平均は大幅上昇となった。先物が主導する形で上げ幅は一時600円に迫り、2万9000円台を回復する場面もあった。ただ、2万9000円近辺では戻り売り圧力も強く、インデックス買い一巡後は買いの勢いが弱まり、前場終盤に急速に伸び悩む場面もあった。値上がり銘柄数は1700近くに達したが、東証1部全体の77%で全面高とはいえない状況となっている。
個別では売買代金首位のレーザーテック<6920>が1300円を超える上昇をみせたほか、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など海運株も高い。キーエンス<6861>、キヤノン<7751>なども上昇した。オリエンタルランド<4661>が買われ、デンソー<6902>、ファナック<6954>も値を上げた。大末建設<1814>、ブラス<2424>、ギフト<9279>が大幅高、大真空<6962>も値を飛ばした。半面、スノーピーク<7816>は軟調。新生銀行<8303>が売られた。プロレド・パートナーズ<7034>が急落、オハラ<5218>、ヤーマン<6630>なども大幅安。