NY株式:米国株式市場は続落、オミクロン株感染急増を警戒

市況
2021年12月18日 10時02分

ダウ平均は532.20ドル安の35,365. 44ドル、ナスダックは10.75

ポイント安の15,169.68で取引を終了した。

国内でも新型コロナのオミクロン変異株感染が急増し、回復を抑制するとの警戒感に寄り付き後、下落。四半期ごとに実施される引け後の指数のリバランシングを見据え、さらに、株価指数の先物やオプション、シングル株オプションなど4つの取引期限が重なるクアドラプル・ウィッチングでテクニカルな売りも重しとなった。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事の「3月連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げも選択肢となる」とのタカ派発言も売り材料となり、終日軟調に推移。セクター別では銀行やエネルギーの下落が目立った一方、ヘルスケア機器・サービスが上昇した。

オンライン小売のアマゾン(AMZN)や配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)はアナリストによる2022年度の投資推奨で上昇。ヘルスケア・サービス会社のサーナー(CERN)はソフトウェアメーカーのオラクル(ORCL)への身売り報道を受けて、大幅上昇した。オラクルは下落。レストランチェーンを運営するダーデン・レストランツ(DRI)は、最高経営責任者(CEO)が来年5月で退任する計画を発表したほか弱い見通しが嫌気され売られた。電気自動車メーカーのリビアンは四半期決算で、2021年の生産目標を引き下げたことが嫌気され、大幅下落。製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は、疾病対策センター(CDC)が同社製新型コロナワクチンの副作用で血栓が生じるケースが見られたため、ファイザー(PFE)とモデルナ(MRNA)製ワクチンを優先に使用するよう推奨したことを背景に下落した。

NY連銀のウィリアムズ総裁は、利上げが経済にとり「ポジティブなサイン」としたほか、ウォラー理事はFRBが3月、または、5月の利上げに備えることが可能だとの考えを示した。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

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