話題株ピックアップ【夕刊】(3):北恵、パス、レクスト

注目
2021年12月24日 15時18分

■北恵 <9872>  930円  +60 円 (+6.9%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

北恵<9872>が急伸。午後2時ごろ、集計中の21年11月期単独業績について、売上高が560億円から572億2500万円(前の期比7.9%増)へ、営業利益が6億3000万円から8億1100万円(同35.6%増)へ、純利益が4億4600万円から6億4400万円(同11.5%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。既存取引先との関係強化や新規取引先の開拓、工事機能の更なる充実による工事売り上げの拡大や非住宅市場の開拓を推進したほか、太陽光発電システムや蓄電池などの住宅設備機器の拡販、オリジナル商品の開発などに注力した結果、売上高が過去最高となったことが要因としている。なお、同時に期末一括配当を17円から24円に引き上げると発表した。前の期実績は25円だった。

■パス <3840>  66円  +4 円 (+6.5%)  本日終値

パス<3840>が3日ぶりに反発。23日の取引終了後、基礎化粧品ブランド「Lekarka」を国内外で一般消費者向けに販売するレカルカ(東京都港区)とプロユースコスメティック事業で業務提携すると発表しており、これが好材料視された。業務提携により、パスはレカルカのプロユース化粧品である新ブランド「Dr.Be Born」の企画、マーケティング及び独占的販売を行い、一方レカルカは製造及びサロン向け教育・研修を担当する。両社は今回の業務提携を機に関係をより強固なものとし、プロコスメ事業として事業領域の拡大や新たなビジネスチャンスの創出を行うとしている。

■REXT <7697>  295円  +15 円 (+5.4%)  本日終値

REXT<7697>が大幅高。同社はRAIZAPグループのワンダーコーポレーション、HAPiNS、ジーンズメイトの3社統合で発足した会社で衣料、雑貨、ゲームなどを販売している。足もとの業績は厳しく、株価も今月2日に最安値を形成するなど低迷が続いていた。そうしたなか、23日取引終了後、保有する固定資産の売却による特別利益の計上に伴い、最終損益の大幅上方修正を発表した。従来予想は8000万円の赤字予想だったが、一転して5億1000万円の黒字に修正しており、これが株価を強く刺激する格好となった。

■オプトエレクトロニクス <6664>  552円  +23 円 (+4.4%)  本日終値

オプトエレクトロニクス<6664>は3日続伸。同社は23日取引終了後、22年11月期連結業績予想について、売上高73億1800万円(前期比12.0%減)、営業利益6億9900万円(同40.6%減)、純利益4億5600万円(同1.8%増)と開示した。今期は米国の大型案件終了によって減収となる見込みとしたが、織り込み済みのようだ。あわせて発表した21年11月期連結営業利益は11億7700万円(前の期は3億800万円の赤字)だった。会社計画11億6500万円を上回り、新型コロナウイルス感染症による案件の遅延や部品調達難による取引機会の喪失、顧客側の部品不足による受注減などの影響を受けたものの、工場向けや医療機器向けを中心にモジュール製品が業績を押し上げたとしている。

■みらいワークス <6563>  786円  +32 円 (+4.2%)  本日終値

みらいワークス<6563>が大幅反発。23日の取引終了後、And Technologies(東京都港区)の全株式を22年1月4日付で取得し、子会社化すると発表したことが好感された。And Technologiesは、転職力を上げるためのキャリア情報を提供し、HR領域におけるリード獲得をサポートするDX(デジタルトランスフォーメーション)プラットフォーム「FIND CAREERS」の運営を手掛けており、子会社化によりみらいWKSの運営する各種サービスにおける新規登録者の獲得を強化することが狙い。なお、同件による22年9月期業績への影響は軽微としている。

■マイネット <3928>  606円  +22 円 (+3.8%)  本日終値

マイネット<3928>が大幅反発。23日の取引終了後、ブシロード<7803>が配信するスマートフォンゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」(通称「スクスタ」)の運営契約を締結したと発表しており、これが好感された。同社は21日、スマートフォンゲームの運営契約の締結と運営移管について発表し、その際、ゲームタイトルについては非開示としていたが、「スクスタ」であるという。同社では、同タイトルの21年12月から1年間の売上高を20年12月期連結売上高(115億3300万円)の10%に相当する額以上を見込むが、これによる上乗せ分は21年12月期業績予想に織り込み済みとしている。

■大光 <3160>  686円  +19 円 (+2.9%)  本日終値

大光<3160>が反発。23日の取引終了後、22年5月期の連結業績予想について、売上高を571億円から570億円(前期比5.3%増)へ、営業利益を4億円から2億円(同16.4%減)へ、最終利益を2億4500万円から8000万円(前期4億4100万円の赤字)へ下方修正したが、アク抜け感から買われたようだ。想定以上に新型コロナウイルス感染拡大が長期化し、主要販売先である外食産業で外出自粛や酒類提供禁止に伴う来客数の減少、休業要請や営業時間短縮要請などの厳しい状況が継続したことを受けて、同社の上期も厳しい事業運営を強いられたことが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(6~11月)連結決算は、売上高261億8400万円(前年同期比5.8%減)、営業損益2億500万円の赤字(前年同期4800万円の黒字)、最終損益2億1800万円の赤字(同4億4300万円の赤字)だった。

■初穂商事 <7425>  1,747円  +46 円 (+2.7%)  本日終値

初穂商事<7425>が3日続伸。23日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、営業利益を6億1000万円から7億6000万円(前期比49.0%増)へ、純利益を3億4000万円から4億8200万円(同2.2倍)へ上方修正し、あわせて65円を予定していた期末一括配当を70円に引き上げたことが好感された。売上高は303億円から300億円(同3.2%増)へ下方修正したものの、仕入価格相場に対応した価格改定の影響が想定より順調に進んだことに加えて、配送体制の見直しなどによるコストの低減が利益上振れに寄与したという。なお、今期配当予想は、前期(110円、ただし21年1月1日付で1株を2株へ株式分割)に対しては実質増配となる予定だ。

■イマジカG <6879>  644円  +15 円 (+2.4%)  本日終値

IMAGICA GROUP<6879>が高い。同社はきょう午後0時30分に、22年3月期連結業績予想について、売上高を750億円から770億円(前期比11.2%減)へ、営業利益を15億円から20億円(前期は10億8400万円の赤字)へ、純利益を20億円から25億円(前期比27.6%減)へ、年間配当予想を5円から10円(前期は無配)へ上方修正すると発表した。国内・海外ともに動画配信事業者向けのE2Eサービスが好調に推移していることに加え、音楽ライブ収録やCM制作の受注が好調であるためとしている。

■アスカネット <2438>  719円  +15 円 (+2.1%)  本日終値

アスカネット<2438>が反発。23日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表。上限を14万5000株(発行済み株数の0.86%)、または1億円としており、取得期間は21年12月24日から22年4月28日まで。株主還元の充実を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的という。

●ストップ高銘柄

エフテック <7212>  615円  +100 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値

三和油化工業 <4125>  5,420円  +700 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値

ハイブリッド <4260>  789円  +100 円 (+14.5%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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