前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年12月28日 5時20分

■レノバ <9519>  3,900円 (-700円、-15.2%) ストップ安

東証1部の下落率2位。レノバ <9519> がストップ安。同社は24日取引終了後、経済産業省と国土交通省が行っていた「秋田県由利本荘市沖(北側・南側)海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域」における事業者の公募に応募していた件に関し、持ち分法適用関連会社である秋田由利本荘洋上風力(秋田県由利本荘市)は選定されなかったと発表した。両省は、秋田、千葉の両県沖にける合計3海域の洋上風力発電について、全海域で三菱商事 <8058> を中心とする企業連合を選んだ。レノバでは、今回の発表に伴う業績に与える影響については現在精査中としている。

■象印 <7965>  1,433円 (-153円、-9.7%)

東証1部の下落率3位。象印マホービン <7965> が続急落となり、年初来安値を更新した。同社は24日取引終了後、22年11月期連結業績予想について、売上高793億円、営業利益44億円、純利益34億円、年間配当予想は34円と開示した。「収益認識に関する会計基準」適用のために前年との比較は記載されていない。会計基準変更で単純な比較はできないものの、21年11月期連結営業利益63億9900万円(前の期比17.6%増)を下回る見通しであるため、これが嫌気されたようだ。今期は国内事業では提案営業強化や新規チャネルの開拓、新製品投入に注力し、海外事業では海外特有のニーズに対応した商品投入、EC市場の開拓・拡販、成長地域における販路拡充を行う方針。

■ニトリHD <9843>  16,965円 (-1,185円、-6.5%)

ニトリホールディングス <9843> が続急落。同社は24日取引終了後、22年2月期第3四半期累計(2月21日-11月20日)連結営業利益が1079億6800万円(前年同期比8.9%減)だったと発表した。通期計画1439億円(前期比4.5%増)に対する進捗率は75.0%。ニトリ事業ではコロナ禍で最大30店舗が休業を余儀なくされたことに加え、全国的に大雨が発生した時期やオリンピック期間中などに外出控えが見られたことが影響した。また、前年は巣ごもり需要や特別定額給付金の支給などにより売り上げが好調だったため、その反動が出たとしている。

■三益半導 <8155>  2,527円 (-108円、-4.1%)

三益半導体工業 <8155> が大幅反落、買い先行も値を消す展開となった。同社は24日取引終了後、22年5月期第2四半期累計(6-11月)単独営業利益が41億1900万円(前年同期比28.3%増)だったと発表した。通期計画73億円(前期比20.0%増)に対する進捗率は56.4%。2ケタ増益や高い進捗率が好感されているものの、前週末までで4連騰となっていたため、寄り付きの買いが一巡した後は材料出つくしとみる投資家の売りが優勢となった。同社の主要なユーザーである半導体関連各社の設備投資に活発な動きがみられ、こうしたなか、半導体事業部において300ミリウエハーを中心に生産が好調に推移したとしている。

※27日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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