パイプドHD---3Q営業利益が42.9%増、クラウドセグメント・広告セグメントが好調に推移
パイプドHD<3919>は28日、2022年2月期第3四半期(21年3月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比23.4%増の56.39億円、営業利益が同42.9%増の11.73億円、経常利益が同47.2%増の12.02億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.9%減の7.53億円となった。
ホリゾンタルDXにおけるクラウドの売上高は前年同期比26.7%増の39.97億円、営業利益は同48.6%増の14.57億円となった。ローコード開発プラットフォーム「スパイラル(R)」は、新型コロナウイルス感染症対策に関連する急を要するシステム案件の受注が前期より継続した。また、あらゆる業界で顧客接点のWeb化需要が顕在化しており、カスタマイズを伴う案件が増え、有効アカウント数は4,008件となった。ソリューションの売上高は同5.5%増の2.73億円、営業利益は同18.3%減の0.72億円となった。
バーティカルDXにおけるxTechの売上高は前年同期比12.7%増の1.47億円、営業利益は同11.9%減の0.12億円となった。社会イノベーションの売上高は同14.1%増の0.75億円、営業損失は0.15億円(前年同期は0.16億円の損失)となった。インターネット投票関連事業及び政治・選挙プラットフォーム「政治山(R)」はつくば市の学校2校で文部科学省やつくば市と協力してワークショップを開催し、また、LayerXと共同で市民意見収集システムの実証を行う等、公職選挙におけるインターネット投票の実現に向けた取り組みを進めている。
カスタマーエンゲージメントにおける広告の売上高は前年同期比22.4%増の6.62億円、営業利益は同17.0%増の2.54億円となった。その他インターネット広告の代理販売では大型案件における新規の予算獲得が好調に推移した。CRMソリューションの売上高は同16.1%増の4.83億円、営業損失は0.69億円(前年同期は0.70億円の損失)となった。
2022年2月期通期については、売上高が前期比11.9%増の73.00億円、営業利益が同5.1%増の15.00億円、経常利益が同3.1%増の15.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同26.6%減の9.00億円とする、6月30日に上方修正した業績予想を据え置いている。
《ST》