東京株式(前引け)=20円安、売り一巡後下げ渋る
30日前引けの日経平均株価は前日比20円79銭安の2万8886円09銭。前場の東証1部の売買高概算は3億2635万株、売買代金は8306億円。値上がり銘柄数は870、値下がり銘柄数は1155、変わらずは156銘柄だった。
日経平均株価は小幅に続落。前日のNYダウは90ドル高と上昇し最高値を更新した。しかし、ナスダック指数は下落したことが警戒され、東京市場も売りが先行する展開。一時、300円を超す下落となる場面があった。日本国内で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による感染者が増加していることも警戒された。ただ、売り一巡後は下値に買いが入り下げ渋る展開となった。今日は東京市場の年内最終日で、「大納会」となるこの日の終値が関心を集めている。
個別銘柄では、任天堂<7974>やファーストリテイリング<9983>、ソニーグループ<6758>が安く、商船三井<9104>や川崎汽船<9107>が値を下げた。武田薬品工業<4502>やオリエンタルランド<4661>も軟調だった。半面、レーザーテック<6920>やキーエンス<6861>、リクルートホールディングス<6098>が上昇。田中化学研究所<4080>やZホールディングス<4689>が値を上げた。