新年、10万円で買える好業績・高利回り【東証1部】編 <新春特別企画>

特集
2022年1月2日 16時00分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

東証1部上場企業では687社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が増益を見込んでいる企業に注目。加えて、割安株という観点から配当利回りが4%以上、かつ予想PER(株価収益率)が10倍以下の銘柄に絞り込んだ。

下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期経常利益が増益、(3)配当利回りが4%以上、(4)予想PERが10倍以下――を条件に投資妙味が高まる19社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、利回り、PERは12月30日現在)

なお、3日(月)15時00分に「新年、10万円で買える好業績・高利回り【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資 ┌ 経常利益┐  配当  予想

コード 銘柄       金額 増益率  今期 利回り   PER

<7246> プレス工    39000   133  11700  4.87   6.3

<5020> ENEOS   43030  94.9 450000  5.11   4.9

<5288> アジアパイル  45000   3.9  3200  4.44   8.6

<7593> VTHD    46700   106  16100  4.71   5.0

<8999> グランディ   49100  43.2  3000  4.89   7.2

<7987> ナカバヤシ   51800   2.5  3100  4.25   8.4

<3245> ディアライフ  54700  21.5  5000  6.22   6.5

<5976> ネツレン    58300   151  3700  4.29   9.7

<3284> フージャース  67900   8.3  5000  5.30   7.7

<1430> 1stコーポ  74100   5.7  1700  4.05   7.6

<4202> ダイセル    79500  21.1  42000  4.03  10.0

<3447> 信和      84500  10.8  1977  4.73   8.5

<9366> サンリツ    85200   112  1100  4.34   6.9

<9508> 九州電     85700  25.7  70000  4.67   9.0

<8904> アバンティア  88100  13.6  2200  4.31   8.4

<6178> 日本郵政    89680   0.6 920000  5.58   7.0

<5933> アルインコ   98100   7.2  3080  4.08   9.5

<8133> エネクス    99700   5.8  21200  4.61   9.0

<3405> クラレ     99900  63.6  65000  4.00   9.8

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、利回り、増益率が%、PERが倍。

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

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