株価指数先物【昼のコメント】 12月17日につけた戻り高値(2万9150円)を突破
日経225先物は11時30分時点、前日比300円高の2万9170円(+1.03%)前後で推移。寄り付きは2万9040円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8925円)を上回るギャップスタートとなり、12月29日以来の2万9000円を回復して始まった。その後、2万8940円まで上昇幅を縮める場面が見られたものの、前場半ば辺りから上げ幅を広げ一時2万9240円まで上昇し、12月17日につけた戻り高値2万9150円を突破した。前引けにかけてはやや上げ幅を縮め、2万9150円を挟んだ保ち合いを継続している。
3日の米国市場の上昇を受けて買い先行で始まり、寄り付き時点で11月下旬以降の上値抵抗線だった75日移動平均線をクリアした。その後、上げ幅を縮める局面においては75日線が支持線として機能する格好となった。また、中国の不動産リスクへの警戒感から買い一巡後は2万9000円水準でのこう着を見せていたものの、香港市場が反発して始まったことを受けて、ショートカバーの動きにつながったようである。
ただし、香港市場がその後下げに転じたこともあり、ショートカバーが一巡した後は、ややこう着感の強い値動きを見せていた。なお、NT倍率は先物中心限月で14.46倍と横ばいで推移。東京エレクトロン<8035>が日経平均株価をけん引する一方で、ファーストリテイリング<9983>の弱い動きにより、一時14.40倍に低下する場面もあった。
株探ニュース