トヨタなど自動車株が買われる、1ドル=116円台の5年ぶり円安水準が追い風に
トヨタ自動車<7203>続伸し連日の上場来高値更新となったほか、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>など自動車株が総じて買い優勢の展開となっている。米長期金利の上昇傾向が強まるなか、日米金利差拡大を背景に外国為替市場ではドル買い・円売りの動きを誘発し、1ドル=116円台前半まで円安が進行、これは2017年1月以来約5年ぶりのドル高・円安水準にあり、為替感応度の高い自動車セクターは輸出採算向上に対する思惑から買いを誘導している。なお、トヨタは21年の米国市場における新車販売台数が米ゼネラル・モーターズ<GM> を抜いて首位となったことが伝えられている。米国で海外自動車メーカーが販売台数で首位に立つのは史上初ということもあり、これも同社の株高を後押しする材料となっている。