東京株式(前引け)=小幅続伸、利益確定売りで上値重い展開

市況
2022年1月5日 11時48分

5日前引けの日経平均株価は前営業日比11円43銭高の2万9313円22銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は6億4280万株、売買代金概算は1兆5981億円。値上がり銘柄数は961、対して値下がり銘柄数は1136、変わらずは88銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、前日に日経平均が500円超の大幅高をみせたこともあり、目先利益確定の売りに上値の重い展開となった。ただ、朝方にマイナス圏に沈んだものの下値では押し目買いの動きがみられ、その後はプラス圏に切り返し、前日終値近辺で売り買いを交錯させる状況となった。米長期金利上昇を背景に保険や銀行株などが強く、為替の円安を受けて自動車株も上昇するものが目立った。もっとも、値下がり銘柄数が値上がり数を上回るなど利食い圧力も強い。全体商いは増勢で売買代金は1兆6000億円近くまで膨らんだ。

個別では売買代金トップとなった川崎汽船<9107>が大きく上昇したほか、トヨタ自動車<7203>も商いを伴い高い。ソニーグループ<6758>も活況高となった。日立製作所<6501>が値を上げ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買いを集めた。マルマエ<6264>が値を飛ばし、イーソル<4420>は値上がり率トップに買われた。半面、レーザーテック<6920>が利益確定売りに押され、ファーストリテイリング<9983>も安い。任天堂<7974>も冴えない。JMDC<4483>が急落、マネーフォワード<3994>も大幅安、Sansan<4443>、チェンジ<3962>などの下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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