ウォルグリーンが通期見通し上方修正 ただ、株価は冴えない反応=米国株個別

材料
2022年1月6日 23時48分

ドラックストアのウォルグリーン<WBA>が取引開始前に9-11月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第1四半期の米店舗でのワクチン接種は1560万回、検査は650万回実施した。これにより、ワクチンを含む薬局の売上高は前年比1.1%増となった。

米国については、在宅での検査を希望した消費者が増えたほか、市販薬購入のためにドラッグストアに回帰したことから、米国内の小売売上高は10%急増。また、健康、ウェルネス、美容、パーソナルケアもすべて大きな前進を見せた。

一方、海外部門は、ドイツの卸売業の買収を含め、海外での売上高は36%増加した。英国のブーツドラッグストアの売上高はパンデミック前の水準を下回ったままだったが、来客数は若干回復している。

第1四半期の業績を受け、今年度の通期1株利益の見通しを、従来の横ばいから1桁台前半の伸びに上方修正した。

ただ、決算にインパクトはなく、株価は冴えない反応を示している。

(9-11月・第1四半期)

・1株利益(調整後):1.68ドル(予想:1.36ドル)

・売上高:339億ドル(予想:330.1億ドル)

米国:280.3億ドル(予想:281.6億ドル)

海外:58.2億ドル(予想:55.3億ドル)

・粗利益率(調整後):22.4%(予想:22.2%)

・EBITDA(調整後):0.37億ドル(予想:0.37億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):1桁台前半の伸び(従来:横ばい)

(NY時間09:36)

ウォルグリーン<WBA> 52.87(-1.13 -2.09%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.