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【材料】ウォルグリーンが通期見通し上方修正 ただ、株価は冴えない反応=米国株個別

 ドラックストアのウォルグリーン<WBA>が取引開始前に9-11月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第1四半期の米店舗でのワクチン接種は1560万回、検査は650万回実施した。これにより、ワクチンを含む薬局の売上高は前年比1.1%増となった。

 米国については、在宅での検査を希望した消費者が増えたほか、市販薬購入のためにドラッグストアに回帰したことから、米国内の小売売上高は10%急増。また、健康、ウェルネス、美容、パーソナルケアもすべて大きな前進を見せた。

 一方、海外部門は、ドイツの卸売業の買収を含め、海外での売上高は36%増加した。英国のブーツドラッグストアの売上高はパンデミック前の水準を下回ったままだったが、来客数は若干回復している。

 第1四半期の業績を受け、今年度の通期1株利益の見通しを、従来の横ばいから1桁台前半の伸びに上方修正した。

 ただ、決算にインパクトはなく、株価は冴えない反応を示している。

(9-11月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.68ドル(予想:1.36ドル)
・売上高:339億ドル(予想:330.1億ドル)
  米国:280.3億ドル(予想:281.6億ドル)
  海外:58.2億ドル(予想:55.3億ドル)
・粗利益率(調整後):22.4%(予想:22.2%)
・EBITDA(調整後):0.37億ドル(予想:0.37億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):1桁台前半の伸び(従来:横ばい)

(NY時間09:36)
ウォルグリーン<WBA> 52.87(-1.13 -2.09%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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