三菱UFJの株高鮮明、米長期金利上昇を背景に約3カ月ぶり昨年来高値更新
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の上値追いに弾みがついている。年明けから急動意し、前日は全体相場が急落するなかほぼ横ばいで引ける強さを発揮した。きょうは改めて買い直され689円90銭まで上値を伸ばし、昨年9月28日につけた高値688円90銭を上回り、メガバンクのなかでいち早く昨年来高値更新となった。ここ米10年債利回りの上昇ピッチが急となり、フシ目と見られていた1.7%ラインを突破、米国事業を手掛ける同社株には運用利ザヤ拡大に対する期待が膨らんでいる。国内でも新発10年物国債の利回りが前日時点で0.120%まで上昇、これは昨年4月以来9カ月ぶりの水準で同社株にも追い風材料となっている。