ユニバンスは7%超の上昇で4ケタ大台復帰、信用規制も実態評価で投資資金再攻勢
ユニバンス<7254>が急速に切り返す動きをみせ、7%を超える上昇をみせ1000円大台に再浮上した。日産自動車<7201>を主要販売先とする自動車部品メーカーで、ミッションやアクスルなどを主力に展開するが、22年3月期は営業損益が30億円(前期実績は6億6100万円の赤字)と大幅黒字転換を予想、一気に14年ぶりの過去最高利益更新見通しにあることからマーケットでも脚光を浴びた経緯がある。自動車産業の電気自動車(EV)シフトの動きに早くから対応し、モーターやインバーター、車軸などをコンパクトに統合した駆動装置「eアクスル」で商機を捉えている。前週に増し担保規制が入り、いったん急反落を意義なくされたが、PERなど株価指標面から割高感に乏しく実態評価の買いを改めて呼び込んでいる。