ウェルスがカイ気配スタートで水準切り上げる、売上高の大幅増額で割安感が浮き彫りに
ウェルス・マネジメント<3772>がカイ気配スタートで一気に水準を切り上げてきた。高級ホテルなどへの不動産投資を主力に手掛け、足もとの業績は急速な回復を示している。同社は11日取引終了後、22年3月期の売上高予想を大幅に増額、従来予想の190億円から270億円(前期比5.1倍)に修正した。関連会社から連結子会社となった匿名組合りょうぜんが保有する不動産信託受益権の売却に伴い売り上げが大きく増加する見通しとなった。利益面では現時点ではとりあえず据え置きとしているが、今後増額される公算は大きいとみられ、時価予想PERも6倍台と割安感が強いこともあって水準訂正を見込んだ投資資金の流入を誘っている。