東京株式(前引け)=急反発、欧米株高受け全面高様相

市況
2022年1月12日 11時48分

12日前引けの日経平均株価は前営業日比525円73銭高の2万8748円21銭と大幅反発。前場の東証1部の売買高概算は6億247万株、売買代金概算は1兆5119億円。値上がり銘柄数は1897、対して値下がり銘柄数は221、変わらずは65銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、ここ最近のリスクオフ相場の巻き戻しで日経平均が急反発に転じた。前日の欧米株高を受け、朝方から大きく買い優勢に傾いたが、その後も一段と上げ幅を拡大。前場終盤になると先物主導のインデックス買いが後押しする形で、日経平均は更に騰勢を強め、500円を超える大幅高で2万8000円台後半に歩を進めた。前引けはほぼ高値引けとなっている。金融株にやや軟調なものが目立ったが、全体の87%の銘柄が上昇しほぼ全面高、売買代金も1兆5000億円台と高水準に膨らんだ。

個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が1000円を超える上げをみせたほか、ソフトバンクグループ<9984>も商いを伴い上昇した。日本郵船<9101>など海運株も買い人気を集めた。キーエンス<6861>が3000円超の上昇となり、ソニーグループ<6758>なども高い。リクルートホールディングス<6098>も値を上げた。タマホーム<1419>が値上がり率トップに買われ、ネットプロテクションズホールディングス<7383>も急伸、プレス工業<7246>も物色人気に。半面、デンソー<6902>が冴えず、エーザイ<4523>も売りに押された。第一生命ホールディングス<8750>、東京海上ホールディングス<8766>など保険株も軟調。ブイキューブ<3681>は急落となった。

出所:MINKABU PRESS

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