ファストリは大幅反落で1年5カ月ぶり安値圏、地合い悪のなか決算発表前で買い見送り
ファーストリテイリング<9983>が大幅反落。米金利上昇への警戒を背景に日米ともに高PER銘柄への売り圧力が強まっているが、同社株は昨年12月下旬から今週明けにかけて12営業日連続安と下値模索の動きを強め、20年8月以来約1年5カ月ぶりの安値圏に沈んでいた。前日は13営業日ぶりに反発し6万円台を回復したものの、日経225先物買い戻しに伴うインデックス買いの影響に押し上げられた要素も強く、きょうは全体地合い悪のなかで改めて売り直される展開を強いられ前々日の安値を下回った。午前9時半現在、日経平均のマイナス寄与度トップで日経平均を40円程度押し下げている。きょうは、同社の21年9~11月期決算発表を控えていることで、この結果を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせている。